小児矯正
当院では、お子様の矯正治療の種類が2つあります。
薄型のマウスピースで、取り外しができ、ケアが楽なインビザライン。顎をしっかり拡げるワイヤーを使用した顎顔面治療。
小児用マウスピース矯正
通常の歯磨き・食事が可能、痛みが少ない、目立たない
小児用マウスピース「インビザラインファースト」
それぞれのお子様専用のオーダーメイド型マウスピース矯正
最大の特徴は、顎を拡大しながら、永久歯の萌出スペースを作りながら歯を並べることができることです。
5日~7日に一回のペースでマウスピースを交換しながら歯並びを直していきます。
骨格的な異常がなければ適応になる。前歯が永久歯が萌出してからの7歳くらいから適応です。装着時間は20時間/日と長めです。
最初のうちは歯が押されているような違和感や、朝起きての痛みがある場合がありますが、一時的なもので、すぐに慣れてきます。
基本的には前歯が永久歯に生え変わってから、奥歯の乳歯がまだ生えている時期がよい開始時期になります。乳歯と永久歯の混合歯列期が適応になりますので、11歳でもすべて永久歯に生え変わっている時期や、8歳でも乳歯が抜けて歯が少ない時期などは適応になりません。
※適応条件
6歳臼歯の萌出を認める。前歯の少なくとも2歯が2/3以上萌出していること。また、少なくとも2/3顎に乳歯(C、D、E)、または未萌出の永久歯(3、4、5)を2歯以上有していることです。
インビザラインファーストは一期矯正で治療期間は約1年~2年です。小児矯正治療は1期矯正と二期矯正の2つの時期に分かれています。
インビザラインファーストは歯を並べながら永久歯の土台作りをおこないます。二期矯正は思春期の時期にすべての歯が永久歯に生え変わってから、仕上げの矯正です。80~85点を二段階の時期に分けて完璧に仕上げます。
二期矯正は1年ほどです。一期で頑張った分、二期矯正の期間は短縮されます。もちろん一期矯正のみで終了する場合もあります。
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After
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治療前の症状 | 前歯の凸凹が気になる |
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年齢 | 8歳女児 |
治療期間 | 1年 |
治療費用 | 65万円 |
治療方法 | 永久歯の萌出スペースを確保するために、側方へ拡大し、永久歯が放出するスペースを確保しながら同時に歯を並べている。 併用した装置:骨格性の3級であったために、上顎牽引装置を併用して、上顎の成長を促している。 |
小児用マウスピース機能的矯正
また、小児期の本格矯正以外にも、症状が軽度な場合に使用できる、既製のマウスピース(プレオルソ・ムーシールド・マイオブレース)の取り扱いもあります。費用も比較的安価に行えます(1装置55,000円)。
本格矯正を始める前のプレ矯正として行う場合もあります。
そもそも、なぜ歯並びは悪くなるのでしょうか?
舌癖・異常嚥下・口呼吸・体癖(爪咬みや指吸など)・口腔周囲筋発達障害などの機能的な以上に働きかける装置
直接歯並びに働きかける装置ではなく、これらの原因を改善させる装置です。
3~10歳までが適応です。装着時間は日中1~2時間 + 就寝時間
の獲得になります。それによって歯並びの改善が見込めます。
治療期間1~2年
但し、歯並びに直接働きかけるものではないため、MRC矯正だけで改善することが難しい場合は、インビザラインファーストや、顎顔面矯正の本格矯正が必要になります。
最初のうちは歯が押されているような違和感や、朝起きての痛みがある場合がありますが、一時的なもので、すぐに慣れてきます。
指示動作ができる3~4歳から行う場合もあります。 10歳までですが症例によっては12歳くらいまで使用する場合もあります。顎骨が柔らかいうちが適応ですので高学年になると症例によっては難しい場合もあります。 また、本格矯正の後戻り予防の装置として使用する場合もあります。
鼻呼吸・正しい舌に位置が獲得できていれば後戻りはしにくいです。
まずはLINEでの事前相談も可能です。
マウスピース矯正について、矯正担当医に、事前に直接相談することが可能です。
ご希望の方はお友達追加後ご相談ください。
矯正と並行して成長サポートのためのトレーニングも必要です。
当院では以下のようなトレーニングを推奨しています。
顎顔面矯正(がくがんめんきょうせい)
お子様にこのような症状はありませんか?思い当たる方、すぐに検査を!
お顔でもチェックしてみましょう。お子様にこのような症状はありませんか?
子供の矯正には成長期の子供に対して行われる一期矯正と永久歯列に行う二期矯正があります。
一期矯正は永久歯が並ぶ土台作りのために顎の成長を促進あるいは抑制したり永久歯が生える幅を成長させて歯列を拡大したり、口腔習癖を除去していきます。
二期矯正はブラケットとワイヤー用いた歯の移動をメインとする矯正治療です。
小児歯科の治療では、ただむし歯を治すだけではなく、歯と顎の正常な成長と発達を促し、将来予測される歯の問題を未然に防ぎながら、お子様の成長に合わせて最善の治療を選択していきます。またむし歯の治療だけではなく、将来起こりうる悪いかみ合わせの予防、管理も行っていきます。
01
永久歯が重なって生えてきた
下顎の大きさに対して歯が大きいか顎の大きさが小さいことが考えられます。
02
前歯のかみ合わせが反対になっている
上顎の劣成長が認められます。
03
永久歯がなかなか生えてこない
出っ歯気味に見えるが上顎の成長が不足しており永久歯の生えてくるスペースが不足している。
04
永久歯が生えるスペースが足りない
そろそろ永久歯が生えてくるころだが、乳歯に隙間がない、窮屈そうに生えている。
このような歯並びの乱れの根本的な原因は何でしょう?
実はあごの成長不足であることが殆どです。特に上顎の成長はあごに比べて早期にスパートを迎え、8歳ごろには大人の95%まで成長します。そして10~12歳ごろまでには上顎の成長が終了してしまいます。受け口の子は特に早いほうがいいです。
治療が2年で終了したとしても、少なくとも8歳くらいには治療を開始したほうが良いでしょう。また、見た目には受け口ではないとしても、上顎の成長が不足している子が多く見受けます。
このように、歯並びの乱れの原因の一つである『顎の成長不足』。
上顎の上には鼻腔が広がっており、鼻腔や気道の成長にも影響を及ぼします。
機能も十分でないため、姿勢の悪さや、口呼吸、いびき、うつぶせ寝、そして睡眠時無呼吸症候群まで全身にも様々な悪影響が。。。。
このような症状があると要注意です!
風邪を引きやすい。鼻閉・鼻炎鼻汁をよく垂らしている。耳鼻科通院が多い
いびきをかく
扁桃腺・アデノイドがよく腫れる
朝起きれない
いびきをかく
扁桃腺・アデノイドがよく腫れる
上あごの成長が悪い場合は、上あごの成長を促してあげることで、歯並びだけでなく、これらの症状も改善されることが期待されます。
当院では小児の矯正に力を入れています。小児矯正ができる歯科医院は少ないです。お子様の歯並びを小学生のうちに治せます。
通常の矯正治療は永久歯が生えそろう12~13歳ごろからスタートしていきますが、この治療法はそれより前の小児の時期から行う小児矯正です。これは通常の矯正治療と違い、歯を動かして歯並びをきれいに整えるというよりは、歯並びを将来良くするために上下の顎のズレを改善し、顎の大きさを拡げて永久歯がきちんと生える土台を作るという意味合いが強いものです。
上顎骨の成長が見込める6歳から行え、成長期を利用して、装置を使用することで顎幅を拡大していき、永久歯のスペースをつくっていきます。
不正咬合を根本から正す矯正
お子さんの下のかわいい乳歯が抜けて、永久歯が生えきたのを喜んでいたのもつかの間、歯が重なって生えているのを見てびっくりされたかもしれません。また、乳歯の頃から前歯が反対の噛み合わせで、このままでいいのかなと気になっておられたかもしれません。
かねしま歯科クリニックの歯列矯正は、このように、全身にも影響を及ぼす重要な歯並びや顎に対して、『顎顔面矯正治療』により、お子様の顎の骨と顔の発育を正常な発育軌道に乗せ、お子様が健康に生活できるようにし、結果として歯並びもよくなる「顎顔面矯正治療」を行っています。
顎顔面矯正とは、発育期の顎の骨やお顔をを正常な発育に戻す矯正療法です。正常な発育をすれば、そもそも不正咬合はおこりません。しかし、現代は軟食化、高栄養の食事から、顎は小さくなり(遺伝は1/3程度)歯牙は高蛋白質の食事の影響もあり、大きくなっているといわれています。その結果、不正咬合が増えています。
この不正咬合(上顎前突、反対咬合、叢生等)を引き起こす原因のほとんどが上顎の発育不足であることが報告されています。具体的には、急速拡大装置を用いて治療することで、本来の発育に戻し、さらには鼻咽腔発育を促し健康な体の発育へと改善することが可能になります。
顎の発達促進に伴い、上記のような鼻閉・鼻炎・アドノイド・扁桃大・姿勢・いびき等の改善が期待できます。
通常の矯正治療は永久歯が生えそろう12~13歳ごろからスタートしていきますが、この治療法はそれより前の小児の時期から行う小児矯正です。
これは通常の矯正治療と違い、歯を動かして歯並びをきれいに整えるというよりは、歯並びを将来良くするために上下の顎のズレを改善し、顎の大きさを拡げて永久歯がきちんと生える土台を作るという意味合いが強いものです。
子供のうちに成長に合わせて顎の問題を改善することによって将来起こりうる問題を少なくし、歯並びを改善しやすくします。そうすることによって成人矯正をしなくてもきれいな歯並びを得ることができますし、例え成人矯正をする場合でも、治療期間の短縮や抜歯をしない矯正治療が可能になることがあります。
顎骨の成長を促すことにより、顔貌を整えるだけでなく、鼻腔通気もよくなり鼻炎・アトピー・いびき・おねしょなどの症状が改善することも見込めます。
顎を拡げることで、将来抜歯が必要でなくなる場合も多いです。
また近年は、顎の狭さから、永久歯が埋伏して萌出できなかったり、奥歯がまるで親知らずのように斜めに生えてしまったりと萌出位置の異常が起きることも多いですが、歯列の幅を拡げることで回避できることもあります。
また、骨格の異常も成人矯正になると抜歯矯正、あるいは顎骨の手術が必要になるようなパターンでも、小児期なら改善させることもあります。
5~7歳で開始した場合
2~3年で終了
※上顎の劣成長の場合はさらに2~3年かかる場合もあります。
8歳以降で開始した場合
上記と同様、治療は可能ですが開始時期が成長のピークを過ぎた場合には治療期間が長くかかることがあります。
歯の外側にワイヤーを装着したり、マウスピースタイプの二期矯正が必要になる可能性があります。
早期に始めることで治療はスムーズに進みます。
このように、上顎の成長と下顎の成長は時期に違いがあります。特に上顎の成長は早いうちにピークを迎え、0~6急激な成長、6~10歳で停滞期でゆっくり成長していきます。その後女子は10歳ごろ、男児なら12歳ごろには上顎の成長はあまりしなくなります。なのでこの6~12歳ごろまでが一期矯正が可能な時期ということになります。
治療開始時期が早すぎて、治療期間が長くなりすぎてもいけませんし、遅すぎると一期治療はできなくなりますから、下顎の永久歯が生え始める一年生くらいで一度ご相談がおすすめです。ただし反対咬合に関しては上顎の成長の機会を失ってしまうことがあるので乳歯列期からの介入がよいです!
3歳検診で反対咬合と言われた場合は早目のご相談をお勧めします。
まずはLINEでの事前相談も可能です。
マウスピース矯正について、矯正担当医に、事前に直接相談することが可能です。
ご希望の方はお友達追加後ご相談ください。
01
相談
顎全体のお写真を撮影し、大まかな説明をお話しさせていただきます。
相談料は随時無料で行っております。
02
検査
お子さんの上下顎の模型どり、口腔内写真・顔貌写真・セファロ撮影(側貌・正面・手根骨)の写真を撮影してもらいます。
検査代 ¥33,000(税込)
03
検査結果・治療計画書・お見積お渡し
検査の結果と詳しい治療方針の説明を行います。じっくりお話したいので現在カウンセリングは診療時間外で行っております。
04
装置の型どり
ピンク色の粘土のような材料でお口の型を採ります。
慣れない子は無理にせずに練習からします。
05
装置装着
1週間後、作製した装置がお口に入ります。
保護者に歯磨きの仕方・ねじの回し方など指導。
06
確認・調整
※装置が入ったばかりの期間は場合によっては1週間後に来院してもらうこともあります。
※毎回装置周りのお掃除をします
07
経過観察・メンテナンス
装置が取れたら永久歯が生えそろうまで経過を追います。
また、必要な場合は永久歯が生えそろってから二期矯正の治療をします。
綺麗な歯並びになっても虫歯になってしまっては意味がありません。
永久歯が生えそろう頃には全部白い歯で綺麗な歯並びでを目指します。
装置の種類
フェイシャルマスク(上顎前方牽引装置)
ネジを巻いて大きくしていきます。
取り外し可能なタイプもありますが使用する時間が12~14時間は使用しないと拡大が進まず時間がかかります。
ワイヤーの力で大きくしていきます。
年齢 | 6歳女児 |
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治療前の症状 | 受け口が気になる |
分析結果 | 下顎が突出しているのではなく、上顎の劣成長であることが分かった。 急速拡大装置+前方牽引装置の使用(就寝時のみ)を続けることで上顎の前方への成長が促された。 |
治療効果 | 側貌の改善を認める。中顔面を育てる矯正方法です。 これから前歯部を並べるところまで一期矯正に含まれる。 |
治療期間 | 2年6か月 |
治療費用 | 60万円 |
子どもの健やかな未来のために、「お子様にとって最適な歯並び」をきちんと知ってみませんか?まずはご相談ください。
正しい発育の軌道に乗せてあげることが、将来のお子様への贈り物になります。