インビザラインGOとは？
インビザラインは歯列矯正を行うためのマウスピース治療の一つです。この中でもインビザラインGOは、2018年に日本に導入された比較的新しい矯正方法です。 インビザライン矯正は全ての歯を対象としておりますが、インビザラインGOは、奥歯を除いた20本の歯を対象とした矯正方法です。インビザライン矯正と同様の素材を使用しつつ、治療範囲を絞ることで、治療期間を短縮し、費用を抑えることができます。
インビザラインGOのメリット
前歯の軽度な歯並び問題を治すことができる
インビザラインGOは、前歯の軽度な歯並びの問題をマウスピースの装着だけで矯正することが可能です。また、以前に矯正を行った歯が後戻りしてしまった場合も整えることができます。
治療期間が短い
インビザラインGOは大臼歯は動かさないため、大臼歯を固定源にして前歯部を効率よく動かせる事ができます。動かす歯が少ないだけでなく、固定源がしっかりと取れるため前歯の動きが速いという特徴があります。 治療期間が速いということはモチベーションが保ちやすいことにつながるので治療はスムーズにいきやすいです。
目立たない使用感
透明で薄いマウスピースを使用するため、装着していても周りの人に気付かれることはほとんどありません。ワイヤー矯正のように口元が目立つこともなく、外見を気にすることも少ないため、接客業や人前で話す機会の多い方に特に選ばれています。
快適さと痛みの少なさ
硬いワイヤーや装置がないため、違和感が少なく非常に快適に感じられます。ワイヤー矯正とは異なり、装置がお口の中の粘膜を傷つけることもなく、歯が移動する際に無理な力が加わらないため、矯正中の痛みも軽減されます。また、デジタルで操作できるため、歯を動かす量も一定の量に設定していますので少しずつ、同じ量で動かすので、痛みが少ない事につながります。
生活にほとんど影響がない
取り外し可能なマウスピース型の矯正装置のため、食事や歯磨きの際は簡単に外すことができます。必要に応じてマウスピースを外すことができるため、日常生活に支障をきたすことはほぼありません。
趣味やスポーツの制限が少ない
ワイヤー矯正では、固定された装置がお口の中の粘膜に接触するため、激しいスポーツや楽器演奏が難しくなることがあります。しかし、マウスピース矯正装置なら、これらの活動を制限する必要がなく、好きな趣味やスポーツを続けることが可能です。
歯と体にやさしい装置
マウスピース矯正は取り外し可能で、通常通り歯磨きをすることができるため、虫歯や歯周病のリスクを増加させません。取り外して洗うこともできるため、常に清潔を保つことができます。また、定期的に新しいものに交換することで衛生的に保ちます。使用される素材は安全な医療用プラスチックで、アレルギー反応を引き起こす心配もありません。金属アレルギーがある方にも嬉しいシステムです。
通院の負担が少ない
マウスピース矯正では、患者様が自宅で矯正装置を交換するため、通院の頻度を減らすことができます。特に前歯の矯正の場合は、さらに通院の必要が少なくなります。装置の破損や外れる心配も少なく、急な通院の必要がないため、来院時も時間を短縮できます。装置の交換や調整の必要が少ないため、治療時の時間も短くてすみます。
インビザラインGOの注意点
治療できるケースが限られる
例えば、患者様が特に前歯のみ矯正したいと思っていても、全体的な歯並びの問題や噛み合わせ、顎の構造に問題がある場合、インビザラインGOでは対応が難しいことがあります。そのため、初めに詳細な診断を行い、その結果に基づきインビザラインGOで治療ができるかどうか判断します。インビザラインGOができないケースでは、インビザラインフルやワイヤー矯正など他の矯正方法をご提案させていただきます。
装着時間の厳守が必要
インビザラインGOの大きなメリットは自由に取り外せることですが、決められた時間以上の装着がないと効果が得られにくくなります。マウスピースを付けることを忘れてしまう方や社交的な活動が多く、一日の装着時間が短くなる方は、期待した治療結果が得られないことがあります。治療効果を十分に得るためには、指定された時間の装着を徹底することが大切です。